数十分前、私は、街中で独り泣きじゃくる少女を見つけた。



彼女はおそらく迷子なのだろう、警官である私は彼女に声をかけた。







「お譲ちゃん、どうしたんだい?お母さんとはぐれちゃったのかい?」








困ったことに、彼女は一向に泣き止もうとしない。



子供の心理についての学問は学んだこと等はない。



従って私は、どうすれば彼女が泣き止むのか、その術を知らなかった。




それでも私なりに、色々手段を尽くしてみた。







彼女を見かけてから数十分・・・。




彼女が泣き止む気配は、相変わらずない。






どうすればいいのか。



私に何が出来るのか。





私は悩んだ。


十数年この仕事を続けてきたが、ここまで泣き続ける少女も初めてだ。




しかし、諦めるわけにはいかない。



なんとかして、彼女を泣き止ませ、ご家族の許へ送らねば。


















「ねえ、泣いているだけじゃわからないよ、何かおじさんに話してご覧、子猫ちゃん?」